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兵庫県神戸市北区鈴蘭台南町5-2-13

糖尿病内科

糖尿病内科とは

糖尿病内科

主に糖尿病を発症している患者様もしくは、その予備群であるとの診断を受けた方に対して診療を行う外来になります。また健康診断の結果などから、血糖値の数値が高いと医師から指摘されたという場合も一度ご受診ください。糖尿病が疑われる場合は詳細な検査を行い、発症の有無を確認いたします。また治療や予防が必要となった場合は、日頃の生活習慣の改善が必要となるわけですが、当院では食事面において適正カロリーの摂取や栄養バランスのとれた食事方法などについてアドバイスする管理栄養士も在籍していますので、ぜひご活用ください。

糖尿病とは

血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことを血糖値と言いますが、この数値が慢性的に高くなっている状態が糖尿病です。ブドウ糖とは糖質の一種で、パンやご飯などに含まれる炭水化物が消化、分解されたもので、これが肝臓を経由して血液の流れに乗ることで体中の細胞に取り込まれるようになってエネルギー源となります。このブドウ糖を細胞に取り込まれやすくする働きをするのが膵臓から分泌されるホルモンの一種でもあるインスリンです。

人は食事をする、糖分を含んだジュースを飲むなどすることで血糖値が上昇するようになるのですが、インスリンが作用することで再びバランスのとれた状態に戻るようになります。ただ、このインスリンが何らかの原因で作用不足(分泌されない、分泌量が不足、量が充分でも効きが悪い)を起こすようになると血糖値が高いままの状態になるのです。なおインスリンが作用不足を起こす原因は大きく2つあると言われています。それが1型糖尿病と2型糖尿病です。

1型糖尿病と2型糖尿病

1型糖尿病は、インスリンを作成する膵臓のランゲルハウス島にあるβ細胞が自己免疫疾患やウイルス感染などによって破壊され、それによってインスリンがほぼ分泌されていない状態を言います。小児や思春期に発症することが多く、糖尿病ケトアシドーシス(喉が異常に渇く、多尿、意識障害などの症状がみられる)が起きやすいのも特徴です。一方の2型糖尿病は、日本人の全糖尿病患者様の95%以上を占めると言われています。発症の原因は、主に長きに渡る不摂生な生活習慣(肥満、過食、運動不足、喫煙・多量の飲酒、過度なストレス など)です。これが膵臓を疲弊させ、インスリンの分泌量が不足したり、量が充分であっても効きが悪くなってしまうのです。中高年世代に発症しやすいのも特徴です。

上記の2つのタイプ以外にも、糖尿病には他の病気(甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、膵炎などの膵疾患 等)によって引き起こされる二次性糖尿病、また妊娠中は高血糖状態になりやすいことから妊娠糖尿病と診断されることがあります(完全な糖尿病ではありませんが、妊娠前から糖尿病を発症している方、妊娠中でも明らかな糖尿病であると診断された方は要注意です)。

合併症に注意

なお糖尿病は、発症初期から自覚症状が現れることは少なく、ある程度まで進行すると、のどが異常に渇く、多尿・頻尿、全身の倦怠感、食べても体重が減少するといった症状がみられるようになります。ただ、それらの症状があってもさらに放置が続けば、高血糖状態で常に損傷を受けている血管に障害が起きるようになります。多くの場合、細小血管から障害を受けるようになるのですが、これらが集中している網膜や腎臓はダメージを受けやすく、なかでも糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害は糖尿病三大合併症と言われています。また、糖尿病は動脈硬化も促進させやすいので、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)といった重篤な合併症なども引き起こしやすくします。

糖尿病三大合併症

糖尿病網膜症
細小血管が集中している網膜は、血糖値の高い状態が常に続くことで血管が傷つきやすくなります。放置が続けば、やがて網膜の血管が破れて出血したり、網膜が剥がれやすくなります。これらは失明の原因にもなります。
糖尿病腎症
腎臓は尿を作る器官ですが、ここにはたくさんの細い血管が集中しています。そのため、高血糖な状態が続けばダメージを受けやすく、ここの血管を傷つけるだけでなく、やがて腎機能も低下し、放置を続けていけば腎不全になることもあります。そうなると尿を作ることができなくなって、透析療法か腎移植をしなくてはならなくなります。
糖尿病神経障害
高血糖状態を長く続けると神経は障害を受けやすく、全身に様々な症状(手足のしびれや痛み、立ちくらみ など)が現れるようになります。なかでも熱さや痛みに対して鈍感になることから細菌感染や潰瘍を起こしやすくなります。最悪の場合、足の感染がひどくなってしまうと、指や足を切断しなくてはならなくこともあります。

検査について

患者様に糖尿病特有の症状がみられるなどして発症が疑われる場合は、血液検査を行うことで診断をつけるようにします。同検査で、以下のいずれかが確認された場合は糖尿病型と判定されます。

  • 朝空腹時血糖値が126mg/dL以上、もしくは75gOGTTの2時間値が200mg/dL以上か、随時血糖値が200mg/dL以上の場合
  • HbA1c値が6.5%以上の場合

①と②両方とも上記の基準を超えている場合、その時点で糖尿病と診断されます。①と②のどちらかが超えているという場合は糖尿病型と判定され再検査となります。再検査でも同様の結果出た場合に糖尿病と診断されます。

当クリニックの糖尿病の
治療方針

従来の2型糖尿病治療は糖尿病3大合併症(網膜症、腎症、新駅障害)の発症を予防するために、インスリンを分泌する、肝臓のベータ細胞に直接作用し、インスリン分泌を促進する経口血糖降下剤が第一選択薬として用いられてきました。しかしながら、糖尿病患者さんのベータ細胞は生来ぜい弱な為、従来の治療法では、ベータ細胞が死滅し、インスリン分泌が出来なくなる(インスリン依存状態)可能性があります。糖尿病患者さんの高齢化に伴い、高齢(60歳以上)になってインスリンを自己注射しなければならない人が急増しています。
それゆえ、本院では従来の治療法とは異なり、ベータ細胞に直接作用せず、同細胞の温存やその機能回復が期待出来る可能性のある経口血糖降下剤(SGLT₂阻害剤、DPP-4阻害剤等)第一選択薬として用いる最新の治療を行っています。 また、私達は無理なく無駄を省いた楽しい食事や運動療法を行い糖尿病患者が人一倍楽しい人生を送っていただき、より健康で長生きしていただく事を目標としております。

尚、本院の糖尿病医師はこれまで延べ29万6千名の糖尿病患者さんの治療を行って参りました。

診療科目
内科・糖尿病内科
院長
川口 知己 (かわぐち ともみ)
住所
〒651-1113
兵庫県神戸市北区鈴蘭台南町5-2-13
TEL
078-958-5922
アクセス

神戸電鉄粟生線
鈴蘭台西口駅から徒歩5分
鈴蘭台・西鈴蘭台各駅から徒歩10分

阪神高速7号北神戸線
藍那出口(IC)より車で5分

駐車場
当院の駐車場はセブンイレブン駐車場と同一敷地内にございます。
クリニック建物側6台が当院専用駐車スペースです。
詳しくはアクセスページをご確認ください。
駐車場イラストマップ
初診・新患受付:診察終了15分前までにご来院下さい
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